白飯

好きな物100

最後にたらいが落ちてくれば良かった

奥さんの実家に帰っていた。今日は味噌作りを少し手伝わせてもらった。たらいで麹と塩と潰した大豆を混ぜる。手でグチャグチャつぶしたあと、最後はハンバーグみたいに手の上で空気を抜いて、味噌を入れる容器にたたきつける。なかなか爽快だ。泥こね遊びに似た快感と背徳感があってよい。しかし、結構力いるので大変だ。
青いプラスチックのたらいを見ていると、大学時代に研究室のメンバーとフルーチェをたらいで作り、腹いっぱい食べたのを思い出した。あのころは、ノリだけだったな…。今、ツイッターなどで報告したら炎上するところだった。
昨日、電車の4人掛けの席に座っていたとき、前に座っていた少年が、隣に座っていた結婚式もしくは二次会っぽいドレスのお姉さんの胸元(かもしくは携帯)をちら見しまくっていた。お姉さんはずっとスマートフォンをいじってたのでゲームとかしててそれが気になったのかもしれないけども…。ロンドンハーツという番組で、芸人のドッキリで似たような企画があったのを思い出した。そのルールで言えば、少年は完全にアウトだった。これが若さか…と思いつつ、僕が見てることがわかったらどんな顔になるかなと、少年とお姉さんの間くらいを凝視していたのだけど、気づいたのかどうかわからないまま、少年はずっと何気ない素振りを装いつつ、チラ見(たまに凝視)を続けていた。思春期故の暴走とちょっとほほえましい気持ちだったが、僕のとなりの奥さんはかなり怖かったようだ。性欲に衝き動かされた化物のように見えてしまうんだろうか。面白がるでなく注意すべきだったのだろうな。