白飯

好きな物100

キルラキル

喋る服を着て戦う。よく半裸になる。

同じように評判の良い天元突破グレンラガンを見てなかったので面白そうだが半裸の少女とか家で見づらいので見てなかったが家族が実家に帰っていた際に視聴。もっと早く見ておけばよかった。

外連味たっぷり、パロディ・オマージュをふんだんに取り入れて、怒涛の展開とスピード感で最後まで駆け抜けていった。終わってみれば、整合性はあるようなないような、黄長瀬紬の髪の色とか姉さんの話とか別の世界線の設定もあったような気もするが、心地よく乗せられておけばよい。インタビューなどを見ても、最初から最後まで計算づくのものではないだろうと思うけれど、怒涛の展開・スピード感を演出するには相当のセンスと技術がいるだろうと思う。荒いストーリーのようで丁寧にポイントを作り続ける必要がある。視聴者の快感原則や記憶というものを適度に刺激する。声優さんもキャラによく合っていると思う。演技力も高かったんだろう。
ヒロイン二人の黒・白という衣装は、1stプリキュアを感じさせる。毎回挟まれる一回裸になる変身シーンも魔法少女系のそれだ。また後半、何かと満艦飾マコを気遣う蟇郡苛のシーンを挟み、視聴者の妄想をはぐくみつつ、ファンイベントでは脚本家の中島かずきがあっさり切り捨てるといったところは計算づくのものを感じる。個人的には、後半、神衣を互いに交換して闘うシーンが、ガンダムWヒイロゼクスが互いにガンダムエピオンとガンダムWゼロに乗って戦ったのを思い出させてうれしくなった。当時、主人公が主人公専用機以外で戦うというのが新鮮だった。オマージュやパロディというのは冷凍保存している記憶を刺激し、快感を思い出させてくれる。