白飯

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ドミノ 恩田陸

ドミノ (角川文庫)

面白かった。東京駅に集まる爆弾持ったテロリスト達、警察OBの爺さん達の俳句の集まり、別れ話にきたカップル、子役オーディションにきた女の子ら、ミステリ研究会とかが、いろんな事情でばらばらに集まるんだけど、最後には全員を巻き込んで話が収束していく。焦らされることもなく、登場人物がわからなくなることもなかったのは、作者がうまいからかな。楽しく読めた。

この人は、「六番目の小夜子」という小説も書いてて、鈴木杏やらあのキルビルで鎖鎌振り回してた女子高生の栗山千明が出てて、NHKでドラマになってた。そのドラマも面白そうだったので注目ではあったのだが、前に読んだ本があんまり印象に残らなくて、読んでなかった。その本(「MAZE」)もAmazonのあらすじ見て読んだこと思い出したけど、それからこの作者の本を手にとってないということはガッカリしたんだろう。

まあ、でもこのドミノで、また面白いことがわかったので追いかけてみようと思った。