白飯

好きな物100

仙台〜遠野〜盛岡

道路は気を付けて・・

漫画喫茶で寝てしまい、50分ほど延長してしまった。さらに電車のホームを間違えて乗り過ごす。さらに電車で寝てて、乗り換えに失敗する。しかも、そのまま寝てたらまた仙台に帰るところだった。やっと乗った電車は、入口のところが段になっており、転んだ。膝と手をついた。この旅のモットーはトラブル&アクシデントなのでまずまずと言ったところか。

そうまでして着いた妖怪の町・遠野。東の長に話をつけて獣の槍破壊を止めさせてやるぜーと息巻いてみたものの、着いたのが夕方で昔話の舘も語り部のところも閉まってた。妖怪の史跡を廻るサイクリングコースみたいなのの地図が駅にあったので歩いてみたけど、何も見付からないまま30分程立ち、雪はどんどんひどくなり、何もみつからないまま引き返した。何しにきたのか。マヨイガにだまされたのか。まさにこの旅の真骨頂。急がない、求めない、期待しない、の三無い運動推進中なのでオールオッケーなんだけど。

とはいいつつ、たそかれどきの町は、カラスが多くて、大量にNTTの鉄塔に止まっている様は、おどろおどろした雰囲気が良かった。写真はそんなとき見つけたもの。子供のための飛び出し注意とかそのあたりの看板だと思うんだけど。妖怪より恐い。

宿は盛岡の少し前、岩手飯岡という駅で降りて漫画喫茶を探す。朝寝過ごしたので漫画喫茶を調べられず、わざわざ友人にメール出して調べてもらった。詳しい地図は聞いてなくて、駅に行けばわかると思ったのが甘かった。降りたら駅員いない。雪は降る。灯がない。道路だけ広い、という状況。一緒に降りた人達は皆一様に迎えを待ってる様子。実家近くの無人駅を思い出す。急いで場所を聞くメールを友人に出したのだけど、そこで携帯電話の電池が切れた。なんてこった。とりあえず遠くの光に向かって雪の中走り出した。住所はわかっていたのでコンビニで地図を見て、また雪の中歩き出すを繰り返して30分程迷ったあげくについた。一昨日は店員さんに頂いた希望を胸にあった、しかし、今度は焦燥や不安といったものばかり。間違った方向に進んでいれば終り、その方向にコンビニがなければ確認もできない、雪は降りつづく、道は雪に覆われている。調べてもらっておいてなんだが、友人を怨んだりもした。

それでも漫画喫茶はあった。しかも近くにもう一つ見付かった。さらに吉牛、COCO壱番屋も見付かった。安心するうち、友人への理不尽な怒りも収まってきた。友人はもしかしたら地図を探してこちらに送ってるかもしれない。とりあえず見付かったことだけを何とかメールしておいた。安心して寝てくれ。穏やかな心が幸運を呼んだのか、単に確率が高かったのか、COCO壱番屋のキャンペーンの銀はがしでスプーンが当たった。食べたグランドマザーカレーも旨かったし、良いアクシデントだった。

二つあるうちの安い方を選んだ。高い方がゲームやら数が多そうだったが、入ってみて、また思ったより安くて、店員さんもメイドみたいなえろい恰好だったのでナイスなチョイスだと最初満足したが、今夜はゲームしようと思ってたのが、ソフトが全然なくて少しあてが外れた。本も少なくて、何を読んでたかあんまり覚えが無い。いただきストリートがやりたかった。

充電をなんとかしたあと、友人からのメールを見たら「東のほう」とだけあった。もとめちゃいけない、期待しちゃいけない。