白飯

好きな物100

盛岡〜秋田〜新潟

阿狛・云狛

旅も終盤。18切符もあと二日分。そうすると後は帰るだけしかない。やはり寝坊する。2時間45分延長。何やってるんだ。

盛岡へ。駅の廻りとおみやげコーナーへ。フランスに旅だった友人の為に、繭で作ったかえるのキーホルダーを買う。とても気味が悪かった。現実には等価交換の原則なんてない。朝飯に盛岡名物・じゃじゃめんというのを食べた。うどんみたいな麺に肉味噌がのってて混ぜて食べる。どこかで食べたことがありそうななさそうな味。美味しかった。食べ終った器に生卵を割って、おそらく湯で汁?をかけてもらってスープとして最後に食べるのがじゃじゃめんの基本ルールだそうで、追加50円でそれもしてもらった。肉味噌をさらに溶かして食べると、とても美味しかった。

秋田へ。昼飯は比内鶏めし(850円)。全国人気駅弁ランキング3位の実力弁当。うまかった。美味しいご飯がたくさん入ってて鳥ももちろんうまい。さすが。今調べたら特上鶏めしとかあるみたい。

新潟へ。新潟に向かう電車は海の側を走る。雲の切れ間から射す陽光が見えて、それに照らされる海がとても綺麗だった。海上は波打っていて、空も雲がたくさんある。そんな複雑な色や模様を持ちながらも、海と空の堺は、まっすぐな一本の線となっている。水平線の持つこういうシンプルさが、とても好きで、綺麗だなと思う。

途中、いかにもはねるのトビラとかでコントになりそうな中学生が乗ってきた。動き出した向かいの電車をずっと見てると、こっちが動いてる気になるとか発見してた。学校とか先生の愚痴を言い合って冷めているようでいて、ある先生のことを真剣にいい先生だと誉めるところとか暇なので見てた。中学生の頃はデフォルトでコントになるんだなと改めて思った。人はそれぞれ少しずつ違ってるはずなのに、あるカテゴリでくくってみるととても面白い一致がある。中学生とかオタクとかオッサンとかギャルとか。僕もまたそれから逃げられてない。