白飯

好きな物100

福島〜宮城、仙台〜山形〜やっぱり仙台

ジ、ジャイアンだよな

夜を明かした漫画喫茶はコンセントがなく、携帯電話を充電できなかった。立ち寄ったマクドナルドにコンセントを見つけ、ひそかにそこで充電した。これで結構時間をくった。持ってきていた本は読み終わっていたので、新しい本が必要に感じた。仕方ないので本屋で本を買う。いつも図書館で借りるので新鮮だ。どの本も高すぎると感じる。ノベルスで1000円以上する本なんてとても買えない。でも結局何かが必要だということで、舞城王太郎の「熊の場所」を買った。薄い本に700円。ブルジョワジーだ。相変わらず文章にリズムがあるようで一気に読める。最近、こういうマンガ並みに読みやすい本を好む傾向にある。ファウスト系が気になる。

宮城県南部。おとぎ街道と呼ばれるここらは妖怪などの昔話とその史跡が多く残る。らしい。とりあえず白石城のある白石駅の観光案内のおばちゃんに、昔話とかわかる資料ないか聞いたら、わからん、ないと心底わからん感じでいわれた。落胆とここは観光案内じゃねえのかわからんなりになんか話せよと思った。結局白石城を見て、売店で生イチゴソフトを食べた。温麺というのが特産らしかったが、昨日から麺類ばかりなのでやめた。

妖怪はあきらめて山形に向かう。駅の売店蔵王鶏そぼろ弁当(650円)を買う。そぼろごはん、てりやき、ミートボール、こぶまき、あと漬物二種のシンプルな弁当だったが、うまかった。駅弁って高い割りに少ないと思ったが、これは適正価格だと思った。山形の目的は温泉。昨日はシャワー浴びれなかった。山形は雪が降っていた。温泉街までいったが、ネットで調べた安い温泉はわからず、ホテルの温泉に500円で入った。結果的には、体も洗えたし露天にも入れたのでよかったと思う。ただ、帰りはもっと雪が降り出しており、20分くらい雪を体に積もらせながら歩いて帰った。心底冷えた。

そして仙台へ。仙台が栄えているらしくまんが喫茶も調べておいたので、昨日の反省から今日は仙台で休みたかった。マンガ喫茶を探して大きなアーケードを歩く。午後11時を過ぎているのに人が多い。目的地は見つかったが結構ふらふらしてみた。風俗街みたいなところで蒸篭から湯気をもうもうとたてている肉まん(200円)を買って食べた。皮が厚かったが、中身は肉とかシイタケとかごろっとしてて味付けが濃い目だったのでとてもおいしかった。コンビニよりかなりうまい。200円は適正価格。サラリーマン風、怖そうな若者、呼び込みに混じって、若い大学生とかそのあたりの飲み会帰りっぽいのが多くいて、眠らない町仙台を垣間見た。救急車のサイレンがどこからか聞こえ、道の7割くらいはタクシーが占めている。これまで見た都市では少し外れるとすぐ暗闇だったが仙台の明かりはどこまでも続いているようだ。

マンガ喫茶到着。思ったより高かった。ボッタクリだ。モンスターを全部読んだ。