白飯

好きな物100

ベストフィット便座と入籍日記


今日、婚姻届を出しに区役所に行って、宿直のおじさんに渡してきた。入籍完了。今の仕事なくなったら、この宿直のおじさんのような仕事もいいなと思った。向こう側にコタツが見えた。
書いてみて改めて思ったけれど、僕は既に結婚しているんだなあ。しみじみ。結婚するよと友達に言いながら、自分が一番実感がなかったり。多分、結婚までのゴタゴタの方が大変で、ここ数週間の引越しやら何やらが順調すぎたんだろうな。めんどくさいこともあんまりなかったし。

新居に来て、一週間が経って、やっぱり畳に布団で寝ると落ち着くとか、最近の電灯はリモコンなんだねとかいろいろあるけれど、一番特筆すべきは、今のところ僕の全ての大便が手のかからない良い子達であることだろう。とってもまだ4回くらいだが。手のかからないというのは、べちゃべちゃしてなくて、ころりと転がり落ちるようなもののことで、トイレットペーパーがほとんどというか全然汚れない。新しいトイレをあんまり汚したくないという気持ちもあるし、何より、そういうのが出るととても気持ちが良いのだ。それが4回くらい連続している。会社ではそんなことなかったので、新居の、何の変哲もないように見える便座が、僕の尻にベストフィットしているのではないだろうかと思ったのだった。それか、今の落ち着いた精神状態のせいなのか。まあ、とにかくこれからも、上品な大便を心がけていきたいものである。
そして、来週11月9日に結婚式をするわけだが、その日、寄稿した同人誌が文学フリマで売られるという個人的に面白い事になっている。スーパーマーケットとかの駐輪場で、隣の人と同じタイミングで自転車を出したり、寮の共同の風呂場で同じタイミングで出たら脱衣籠が隣り合ってて気まずいみたいなのがよくあるので、最近、引力というものを強く感じる。そして究極の引力は結婚だよな、と綺麗にまとめる。