売り渡すのは魂

部屋のマンガを次のようにグループ分けしてみた。1.いつもそばにいて欲しいグループ、2．弟が好きそうなので実家で保管グループ（または実家に残りの巻があるグループ）、3．とりあえず古本で集めてみたグループ、4．新刊で買ったけどもう読まないだろな…グループ。
で、今日、4のグループを近くの古本市場に売ってきたのだけど、一冊の売値が10円か30円で、とてもとてもへこんだ。こんなものか。確かに売れてる本ではないだろうけど、ああ……と悲しくなって、迷ったけど、持って帰っても、居場所がないので、売った。1050円。いつか人生の先、読み返せば少しだけでも気持ちが上向いたり楽しくなったりするとすれば、10円以上の価値はきっとあるだろう、とか思ったけど、売っちゃったのでしょうがない。帰り道、銅貨を握り締めてトボトボ家に買えるパズーを思い出していた。この1050円は、夕食代でほとんど削られるんだ……。家に帰っても、ドーラがマンガ読んでるとか、そういうのはなく、最後に一度だけ読んでやれば良かったと思った。

本は売るもんじゃないな。