31愛す、栗忌む

31才になった。節目の年のような30才がもう終わってしまった。やっぱり特に何もなかったなあ。ただ精神的には落ち着いていたような気がする。結婚生活も慣れてきたからだろうか。鈴木先生を読んで、いろいろ感化されたり、物事の考え方や対話について考えたりしていた。高校時代の友達とかなり久しぶりに飲んだのだが、彼もルックスが磨かれてたり結婚したり転職したりしていたが、喋っている感じは変わってなかった。僕も同じく変わってないと言われた。ちょっと太ったくらいやなと言われた。

いつも時の流れが速すぎると思ってしまう。何に比べてるんだろうなあ。もう31年目なのにこの認識のズレはまずいんじゃないかとも思う。体内カレンダー的なものを調整しておく必要があるんじゃなかろうかとか思ったり。いつまでも速い速い言うのもなんかなあ。

31という数字は、31でしか割り切れない孤独な素数なわけで、人生においても割り切れないことが起ってくるんじゃないかと思ったりする。それで孤立したりするんだろう。なんだ不安になるなあ。

近くにある小さいパスタの店が美味しいと言う話を聞いて、昼ご飯を食べに行ってきた。色々美味しそうなパスタがあるのに、人は何故、結局カルボナーラを選んでしまうのか。31才になっても変わらない（変えられない）何かが、そうさせているのかもしれない。