映画 賭ケグルイ
私立百花王学園。政財界の富裕層の子女が多くこの高校では、勉強やスポーツは一切評価されず、ギャンブルの強さのみがすべてを支配する。(僕が富裕層ならこんな学校にはいれない)
期待の転校生・蛇喰夢子は、学校の階級制度に抗い、ギャンブルをしない学校内団体(Village)と、それを奸計でつぶそうと(?)する生徒会との争いを知ってか知らずかとにかく大好きなギャンブルに狂うのだった。
漫画原作であり、悪評必須の実写化において、再限度の高さで好評を得ているという前情報を得たうえでAmazonPrimeで視聴。結論として見てよかった。
主人公蛇喰夢子を演じる浜辺美波をはじめ、全員のオーバーリアクション気味の憑依演技は、はまらなければ苦痛だろうが、じゅうぶんはまり込んで見れた。蛇喰夢子の喋らなければ超美人、笑ったり喋ったりで顔面崩壊する演技は、真意や正体が不明という設定に合っていてよいように思った。やはり、木渡潤役の矢本悠馬が喋ると楽しくてはまっていた。今日から俺は谷川もそうだが、こういうキャラがよく合う。
そういえば一人も教師を見なかったな。授業シーンもなし。ないのかな。
なぜか生徒会が異常な権力を持つのはもう慣れたが、それに対抗する勢力も、なぜか制服を着ず、全員で足を踏み鳴らし、吠えて、威嚇する集団も、現実離れしていて、よく考えると変だけど、このノリで行く方が楽しいから乗っていく、相互の共犯関係がこの手の映画の醍醐味だろう。しかし、まったく活躍がないが、賑やかしに喋るパーカー飴女は少しうざかったが…。