シグルイ

シグルイ 15 (チャンピオンREDコミックス)

最終巻。
試合の前の静かな時間。高められ、清々しさを帯びてくるような両者が描かれ、緊張感が高まってくる。
そして、試合のシーンは、ドキドキしながら、ページを慎重にめくった。原作も読んでなくて、雑誌も追ってないし、情報も入れてないので、本当にどっちが勝つかわからない。最近では、大きくふりかぶっての美丞大狭山との試合が決まるシーンもこんな感じだった。マンガってすげーなと思い、幸福な瞬間だと思った。
試合の結末は良かった。しかし、その後のラストは、凄まじかった。放り投げられたような、空虚な感じ。ひたすら残酷時代劇とあおられてたのを、本当の意味で理解したような感じだった。
素晴らしく面白いマンガだった。人に薦めにくいけど。