白飯

好きな物100

すべらない話ほしい


会社が終わった後、知人が出ているやみいち行動という夜中24:00に開演する芝居(隠喩でもなんでもなく)を見に行くために、自転車に乗っていた。前回遅れそうだった経験から、今回は早めに出発し、ゆっくり落ち着いて自転車をこぐ僕。11時前だったが、まだまだ人が多い。その中で、走りながら電話をしている女の人がいて、「終電で帰れそう」みたいな言葉が漏れ聞こえていたのだけど、追い越すときにその人の方をみたら、手にかじりかけのせんべい(もちろんはだか)を持っていて、その図がとても面白かった。

  1. 終電ギリギリだけど、煎餅の誘惑に勝てなかった。そしたら電話が鳴った。
  2. 小腹が空いて煎餅の袋を破いているときに、電話が鳴って、終電を思い出した。
  3. 飲み会とかで、酔っ払いに、そのまま渡された。
  4. もう終電は諦めて、ネットカフェでもいくか明日休みだしみたいな気分で、煎餅の袋を破いているときに、電話が鳴って、その人はさっきまで会ってた人とかで、気を使わせないように、つい「終電で帰ります」とか口走ってしまって、そう言った手前、嘘をつくのも嫌だしとか臨場感出さないとみたいな事考えて、なんとなく走ってしまった。

いくらでも想像できてしまうのが面白いなあ。でも実際、論理的じゃないことをしてしまうのが人間であるよなあとか考えたのだった。
芝居終わった後、会場は帰れない人用に朝まで開放されていたのだけど、そのまま知人の知人や一部の参加者の人と喋っていたら朝になった。最後らへんは、漫画を読んだことのある人が、読んだことの無い人に面白かった場面を断片的に説明するという状況になっていて、読んでない人には少し不毛だったかなあと思った。