「芥川ショー」やみいち行動
京都のある筋では有名だというやみいち行動。2回目。一応の流れだけが決まっていて、後はアドリブという芝居。深夜、京都大学の年季の入った部屋で、無料で、社会人の人たちが、好きなように遊ぶ感じと書けば凄く楽しそうだな。楽しかった!早めに来たつもりだったが、既に結構人が入っていて、僕が座ってからも、どんどん人が来て、舞台の方に座布団を置いて客席を作ったりして、舞台がほとんど占領されてるとか面白いことになってた。
アドリブでうまい流れが作られたときのおおーっと思うところも良かったけど、やっぱり個人の力になってくんのかなー、自由に喋ってるところのが面白い気もする。劇中、没落した登場人物が「ジャージ博物館を建てて、入館料1200円にしたんですけど、一日2,3人しか入らなくて…」と語るところが一番ツボにはまった。見ていると、その流れだとこの台詞を言って欲しいなーとか思うのだけど、そこが即興劇の難しさというか、外側から見てるからこそ言える事なんだなとか思った。
話は、芥川龍之介の短編のパロディみたいなのを繋げていく感じ。それぞれが繋がっているような全然つながっていないようなで、「蜘蛛の糸」では、スパイダーマンが出てきて「心は錦!」と言って去っていくだけだったりする。最後の、地獄のシーンはとても良かった。綺麗に終わった気がする。