白飯

好きな物100

「ヴィンランド・サガ」幸村誠


ヴィンランド・サガ(6) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(6) (アフタヌーンKC)


ヴィンランド・サガ6巻。この展開は!



前巻で、アシェラッドが真の野望を見せたところで、まさかの裏切りによって、あのアシェラッドが死ぬ所まで追い詰められ、信長の野望で言えばパラメータのほとんどが90以上のキャラクターがパラメータ平均60以下くらいのに殺されるという屈辱的展開で、あのアシェラッドの軍団が慈悲もなく全滅するという、やっぱ虐殺描く人は容赦ねえという印象を僕に与えており、この話の後で絶対誰か死ぬわ、悲しいけどこれバイキングなのよね、というところで、今回、また歴史が動いた。しかし。


突然の王の目覚めとか、いいのか? 狂ったビョルンが良いタイミングで我に返ったり、いいのか? あんだけ、普通のおぼっちゃん属性を前面に出してたのに、ここぞという場所で、王の貫禄に目覚めて、そんでトルケル以下の荒くれ者を従わせるような眼力と度胸を、「愛の悟り」で得てしまうなんて、そんな展開いいのか? アシェラッド、トルケル、トルフィンのドリームチームが残っちゃっていいの?(ついでにビョルンも)


いいんだな。


オーケー、大好きだ。
安易でも、ありがちでも、燃えざるをえない。

そなたたちの戦いに 生と死に 意味をあたえてやろう

ついてきたい者は ついてこい
スヴェン王を 王座から 引きずり下ろす!

かっこいいぜ、王子。愛か。プラネテスのタナベも愛って言ってたなあ。


でもこの戦いで、直ぐに王子死ぬとかもあり得るから怖い。
トルケルも、今回、左目と顎、そして思い出話吐き出しという死亡フラグが立ってるので危ないな。黄金時代のようだったアシェラッドの団も一気に滅びたし、このまま皆仲間になって、皆が幸せに暮らせる王国を作るぞー!みたいな展開にはならなさそうだなあ。油断させといて、か。そうなのか。しかし、それも、オーケーだ。好きにやってほしい。