白飯

好きな物100

「キャバレー・サブリナ」吉田寮芝居

寂れたキャバレー・サブリナ。ママのサブリナは無気力に酒に溺れ、在籍する女達も客の応対もろくにできない。そこへ、数々のキャバレーをプロデュースしてきたマック・ドナルドが訪れた日から、キャバレー・サブリナが生まれ変わる……!

というアメリカ映画そのままのストーリーをそのままやるのだけど、目茶目茶楽しかった。大体皆棒読みで、ほぼ全員がマジ女装という内輪的な面白さを骨子にしつつも、演劇経験者のサブリナ役の男がうまく舞台を回していて、部外者の僕も心から笑えた。笑い的には、オーバーに挿入されるアメリカンテイストの台詞や動作にニヤニヤするタイプで、ディランや友近の笑いの系列だろうな。30分の短い芝居で、労力的には忘年会の出し物的なレベルなのかもしれないが、エンタテイメントとしてスゴイなあと思った。