白飯

好きな物100

アバン流コン殺法

合コンで役に立つのは世界史ではなく地理だなと思った。
初対面の人間達が最初にやるのが「共通の話題」探しだと思うが、AからBに一方通行に話をする形というのは話力と話す内容がなければ難しい。なので大体AとBが相互に語り合う事で、場を暖め、同時に会話のギアを上げていくことになる。共通の話題といえば、まず趣味を思いつくけど、案外同じ趣味の人っていないような気もする。それ故に合ったときの破壊力があるのだと思うが。あと実質、人に言うほどの趣味がなくて答えづらい人が結構多いんじゃないだろうか(それは僕だが)。


そこで地理だ。出身地は?に答えられない人はまずいない。こういう場合、地元が一緒とか凄く羨ましい感じだ。ローカルな地名が飛び交って凄く二人は嬉しそうで、周囲はにこにこするしかない空間が生まれる。そういうのは運だと思ってたが、ある程度知識として地名を知ってたら、自然と相互に会話が生まれ、場が流れ始めるのを感じた。そうかー、地名と言うのは、広漠とした趣味などというものよりも、一般的でかつ知識を取り入れやすく、さらに上で述べたように100%使える話題なわけだ。甘く見てたわ。地理とっとけば良かった。


まあでも高校の選択で地理を選んでいた所で僕は変わっていない事もわかる。昔、心の世界地図(?)というのがあったが、僕のは酷いと思う。世界は数カ国で、あと自転車でいける範囲がやたら広くて、後は線で繋がれた町があるだけ、あと半分は空想世界だ。「好奇心は人を殺すが、好奇心のない人間はつまらない」という言葉をさっき思いついた。僕にとって必要なものとそうでないものの線引きをもう一度やり直す必要がありそうだなあ。


合コンというより初対面との会話の話だな。世の中にはきっと合コン術というものがあって、目標は楽しい飲み会などはなく、殺伐としたシステムとやり方があるのだろうなあと妄想する。あとタイトルの元ネタの「アバン流刀殺法」*1は、分解するなら「アバン流・刀殺法」で、僕はずっと「アバン・流刀殺法」というように言ってたのに気付いた。語呂が良いので、切らずに続けて言えるため、そうなったと思われる。温厚で争いを好まない性格のアバン先生の筈なのに「殺法」て付けてるのが、ちょっと怖いな。
早くアバン流コン殺法の秘奥である「空波斬」を身に付けてストラッシュしたいものだ。

*1:ドラゴンクエストダイの大冒険」におけるアバン先生の編み出した剣術