白飯

好きな物100

初ライブハウス


小さい居酒屋のような店内は、それっぽい壁紙やそれっぽいアジアン布がはられ、なんか綺麗な人とかたくさんいるような雰囲気。この時点で少し楽しい。一緒に来た同じく演劇メンバと、今夜出演するメンバで軽く話す。なんか関係者と話すの良いな、何か特別感がある。てか、ここに来てる人は大概いずれかの関係者なのかもしれないが。


今日は全部で4組が演奏して、最後はその4組でセッションしてた。飯食いながら酒飲んで、とても楽しい時間が過ごせた。
音楽を語るためのボキャブラリーが圧倒的に少ないため、言い表すのが難しいのだが、とりあえず、一緒に演劇やった子は「白鍵と黒鍵」という女性二人組で、Coccoとかナナムジカ笹川美和みたいな、僕の好きな感じだった。メロディが心地よく頭に入ってきて、割と抽象的な歌詞も音楽と合っているのでスムーズにイメージが描けるのが気持ち良い。日常からの手軽な乖離というか、良い時間を過ごした。
あと、最後に演奏した安夫バーガーという人は、32歳という年季を感じさせ、客を取り込んで聴かせるのがとても巧かった。他の組もMCは楽しかったのだけど、この人の場合、MCと歌を連続させて途切れさせない、練りこんだ技術と戦略めいたものがあったように思う。途切れないのは、聞いてて気持ちがいいし、最初笑いをとって客の心を掴んだ後、自分の伝えたいエモーショナルな歌、少し哀しげな歌に繋げて終了するまで、結局同じ安夫バーガーという人を見ていたように思ってしまう。


他の2組とも、それぞれ違った感じで、それぞれ面白くて、書いて置きたいことがたくさんあったけど、全部書くのが大変なのでやめる。書いたところで、と思うようなことばっかりなのだけど。思いついたことをその場で直ぐに記憶できたらいいのになあと強く思った。それか、その場で誰かに喋るか。ベストなのは思いつくたびに中断して喋り、また続きを見るようにすることだが、できるわけない。とにかく忘れてしまうのが辛いなあ。
とりあえずキーワードだけメモ「朗読というジャンル」「響く言葉」「コント:相方トランスし過ぎで気になる」「香取慎吾+餓眠様」「音に包まれる」「音を聞く事と音を記憶する事」「冷静と冷静の間の情熱」「冷気を砲台にして、熱量に指向性を持たせる」「かっこいいアンガールズ田中」「ルパン三世一味」「第一印象はドラえもん、Mr.ビックマック。しかし」「どうしたら売れるのか。有り余るアーティスト」「セッションでの朗読の人」
一年後、このキーワードで思い出せるだろうか?