「ブルーバーズ・ブリーダーズ」ヨーロッパ企画
予約忘れてて、当日券で見てきた。でも当日券受付開始直後に並んで、十分良い席で見られた。
まとまりのない集団のちまちました嫌なところを描いたドタバタコメディ。
相変わらず、細かいところを良く表現してくるなあという感想。絶対、こんな集団にいたくないと思った。
石田さんの嫌な奴ぶりはさすが。子供のようにはしゃぎ、子供のように冷酷に見切る。別に悪い人ではないけど、そんな人間が集団の中では優位にいるのが、うざいんだろうな。そして、逆の立場で虐げられる、今回の科学班のような人たちがいるという構図が面白い。閉鎖された集団内の立場の優劣というのは、日常良く感じることであって、それがうまく表現されてるのが楽しいんだろうなと思う。
最後がよくわかんなかったのが少し残念だ。いつもは、前に張ってた伏線が全部解消されて終わるんだが、今回のは少し唐突だった気がする。
しかし、こんな脚本どうやって書くんだろうな。演じる方も凄い。メインの台詞の順番はあるんだろうが、全て集団の行動に拠って進むし、人数も多いして大変そうだ。それでも大事なところは決めなくてはいけないわけで。
いつも変わってないようで、やっぱり変化していっているのかなあと思った。