白飯

好きな物100

蓼食う虫が好き過ぎ

最初、育てるのかと思った

今日は、ヨーロッパ企画の公演「ブルーバーズ・ブリーダーズ」を、演劇初見の大学時代のクラブの同期と先輩という異色の組み合わせで見てきた。


僕は楽しんだのだが、他の二人はイマイチだったようで、残念だ。

面白い面白くないというのは難しい。それを見るときの状況や姿勢に大きく左右されると思う。二人とも、ストーリーのあるものを想像してたようで、騒がしいわりに何も話が進展しないこの芝居はもどかしかったかもしれない。しかもそのまま終わってしまうし。それに自分が面白いと思ってないのに、会場に笑いが起こってたりすると、余計に心がひいてしまうだろう。
小演劇は距離が近いことで、映画とかより余計に一体感があって、そこが楽しさだと思うのだが、現実に戻って遠いところから見てしまうと、なんだこれと思ってしまうかもしれない。楽しませてくれ、という姿勢より、楽しもうという姿勢の方が圧倒的に楽しめると思う。これは、何でもそうかな。


僕の場合も、視界に入る辺りに、常に大爆笑していて、笑いすぎて「アァ」という奇声*1を出すような男がいて、もう最高にうざかった。さらに自分の楽しさを共有しようと横にいた友達らしき女子の方を見ながら大笑いするこの男の人格と人生を否定したい気持ちになったけど、気にしないように舞台に集中することに努めた。結局のところ、この男のようになれば、演劇は最高に楽しい。つまり、先に入った方が勝ちのような気がする。

*1:明石屋さんまのモノマネでよく使われる息を吸いながら喉で鳴らす音