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ドームチルドレン

Dome children 3 (ガンガンコミックス)

Dome children 3 (ガンガンコミックス)

掲載紙がガンガンというマニアックさながら、これはかなりの良作だと思う。

人類滅亡後、シェルターで生き残った子供を含む7人の男女の話。ありがちなドロドロした人間関係なんかじゃなくて、人間らしい悩みから起こる問題に、希望を持って丁寧に答えていくのが心地よい。

その第一話のあらすじ

地球の環境が戻ると予測された50年ぶりに地上に出た7人の前にあったのは、雲に覆われたくらい空と、草一つなく荒れた大地に、風が吹きすさぶ荒野。大人たちは「何もなくなってしまった」と絶望する大人たちに対して、子供たちは「空だって風だって地面だってずーっと続いていた。地球が広くて大きくてすごい星だってわかったよ」と逆に希望を見つけていた。

コレを読んで、直ぐにエアマスターで深道が「地球はでっかくて固いマントルで、人間達が騒いでる部分なんて薄皮1枚のこと」と語る部分を思い出した。

必要以上に考えすぎて絶望するより、前向きに考えた方が良いんだと、何かすっきりした、楽な気持ちになった。