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風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ 6 (アニメージュコミックスワイド判)
ナウシカは、映画でしか知らない。図書館で暇そうにしてたので借りてきた。借りたのは、なんとなくで、あまり読む気はなかったのだが、読み始めたら一気に読んでしまった。何度も見て飽きたはずなのにもう一度映画が見たくなったから不思議だ。映画で何度も見たシーンがそのまま漫画になってて(順番は逆だが)、それに声がついて動くのが見たいと思った。

話は、映画より長くて、設定も違う。クシャナ姫やら、その参謀のクロトワが活躍してくれて楽しい。もののけ姫の原作でもあるんやなあ、と今さらに思う。いくつか似たようなシーンがあったような。なんかもう限りなく優しいナウシカと、自分の救える範囲は命がけで守るクシャナは、どっちも人間愛にあふれてる。

滅亡の危機にある人々は、もうかなり暗い。風の谷の人達のような”いい人”が出てこなければドンドン暗く沈めるだろう。この人の作風じゃなかったら、もっとオドロオドロしてたと思う。ベルセルクの作者の人とか描いたらどんなんなるだろう。浦沢直樹と、宮崎はやおさんはいい人描くのうまいなあ。