白飯

好きな物100

カルピスパック修練


今日は奥さんの親戚の伯母さんの家にご挨拶にいって、いとこの美味しいご飯をいただいてきた。しつこすぎず、あっさりしすぎず、からすぎず、あますぎず、ちょうどよい味だったので、これは美味い料理だと思った。僕はご飯が好きなのは、おかずが思うがままに振舞うのをご飯が受け止め、丁度良い味を提供してくれるからだ。ご飯はオールマイティ・ベストパートナーであると信じている。なのだけど、今日食べた春雨の炒めたやつは、ご飯を必要とせずその領域に辿り着いていたのが良かった。
親戚のうちに行く前に近所のお菓子やさんで、抹茶ロールを買ってくる使命を帯びて、単身乗り込んだのはいいのだけれど、ポスターに書かれていた正式名称と思われる「宇治茶ロール」を下さいと言ったら「は?」という反応でしばらくして「ああ、抹茶ロールですね」と、名称を間違えた客に対してさり気なく正式名称を教える店員あるあるで返されたので、ちょっと悲しかったけど面白かった。宇治茶ロールという名称が古いのかローカルで違うのか知らないけど自分の店の売り物なのに。
あとカルピスのパックのふたは、回してあけるキャップなのだが、カルピスの粘つき効果によって日を追うごとに開き難くなっている。捻るのに必要な握力が少しずつ大きくなる。前にドラえもんで知った、忍者が育っていく若木を毎日飛び越えているうちにいつのまにか大樹を飛び越える脚力を得る修練を思い出した。カルピスを飲み終わるまでに握力がカルピスのふたをらくらく開けられるようになるという。普通だ。