白飯

好きな物100

指をひっかけて殴りぬける日記

相変わらずタイトルに意味はないです。中身のほうも、これを読んでくださる特定少数の方々にとって何ら意味の無いものです。そういう方々、この場を借りて、一年間ありがとうございました。来年もよろしく。と早めに言っておきます。


何回も書いてますが、Web日記*1を書き始めて二年半が過ぎてしまいました。何がどう変わったかというと、なんだか読み手を意識するようになったことです。はてなダイアリーの他の日記を頻繁に読むようになって文体を真似たり影響を受けたりしていることも原因です。こういう風に丁寧語を使う時も、なんだか語りかけているようで、気付いた時に書き直したりしてました。
一年目は、とりあえず毎日何か更新することを目標にしてたのが、毎日ダラダラと過ごしているだけなので特に書く事もなくて、二年目は書く事があるときに好きなことを書くことにして続け、三年目は方針は継続したけれども、先に書いたような理由で、自分の思いや抽象的な事柄が多くなったような気がします。淡々と毎日を記録していたほうが、将来見直すときに面白いような気もしてます。




まあそんな事を思ったのは、今年死んだ祖母の自伝を読んだから。祖母は通信教育かなんかで自伝を書いていて、葬式の後、製本して親戚に配られたのを改めて今日読んだ。量は少なくて、完全に生まれてから今までが書かれているのではないのだけど、小学校入学から、就職、結婚までが、淡々としかし生き生きと描写されていて面白かった。僕がダラダラと一日の事を書いて伝わらない事が、数行でなんだか想像できるような気がするのは、祖母が晩年短歌をやっていたからかもしれない。ちょっと褒めすぎとしても、嫁ぎ先の姑が冷たかった等が赤裸々に書いてあったり、当時の生活の大変さや、周囲の人間の小エピソードが人となりをよく表していたりして、楽しかった。


自伝を残せたから祖母の人生は良かったというわけではないけれども、祖母の生きた頃や祖母の思ったことがまだ残っているということはすごくいい事だと思った。

*1:ブログという言葉は意識するあまり一般的にしか使えない