白飯

好きな物100

第22回

今日は通し稽古。

練習場所に5分ほど遅れていくと、広い部屋に舞台装置が組まれつつあり、みんなも衣装に着替えつつわいわいという感じになってて、違和感にちょっと興奮する。


衣装、小道具を合わせた後、通し稽古スタート。改めて自分の出番の少なさを感じたが、おかげで(?)、あんまり緊張せずに落ち着いてはやれた。しかし、やはり、その短い場面に求められてるだけの役割と言うか鮮烈さのない、ぼやんとした感じで、まだまだまだダメだということを再確認する。


舞台装置があると雰囲気が出てくるのだが、お客さんが見たらまだまだ細かな違いとか雰囲気の山を感じるのは難しそうだと思った。元々、解りやすい山場がない脚本だし。終わった感じでは、皆きびしめの評価を自らにしているようだ。演出も、思ったより悪かったという感想を最後に言っていた。


もっと役者同士の結びつきを強くする必要があるということを言われた。話の中では、登場人物達は、恋人とか友人とかいろんな関係性を持っているのだが、それが浮かんでこない。そのために、もっと敏感になって稽古をしていく方が良いということだ。

何かを見たときに感じる事が少ないのも僕が鈍感だからなのだろうなあ。皆は、今日の稽古で何を感じたんだろう。