白飯

好きな物100

団地の季節

劇団ケッペキ短編シリーズVol.4。京都大学構内の暑い部屋で公演。京大の劇団みたいだ。200円。台詞とかシナリオ、演出はいい感じやなーと思ったけれども、演技はやっぱりこれまで見てきた役者さんの方がうまいと思った。でもこの安さでこの質なら十分の気がした。ニットキャップの役者の安田さんも客席にいた。こういうの楽しいなあ。

#8「猫箱」
最近、僕らの曲線は、生きているのか死んでいるのかわからない。
引き篭もりの三人の若者が拾ったアタッシュケースの中には・・・?
シュレディンガーの猫に導かれて平行世界を彷徨う若者達の未来。

最後のへんで、やっと皆引き篭もりだということがわかった。後ろの幕に写されるスライドのテキストがいい感じ。

4人役者さんが出てきたけど、最近見てた役者さんと比べて、学生っぽい感じがした。声とかはいい感じの人もいたけど、動きが動ききれてないというか、ドタバタした、いかにも演技しようとしている、感じになってたのが惜しかった。あとテキストとしては面白い、掛け合いが上滑りしている感じで、間とか、はっきり喋るとか、なんかもったいないと思った。若者達を翻弄する謎の猫?忍者?役の女の人は、役柄もあったけど、動きや台詞に無駄がなくていい感じだった。かわいいし。

#9「手乗りのあなた」
警察犬訓練所で出会った三匹の犬は、手乗りのカナリアの声に会う事を夢見る。やがて、事態は変化していき・・・。
ご主人様が大好きで、数秒しか記憶できない犬の生活。楽しく笑えて切ない作品。

難しいことを考えられなくて、ご主人様が大好きで、今考えてたことを忘れる犬の生態が面白かった。ほんわかした話かと思いきや、暗く、切ないラスト。