白飯

好きな物100

やり残したこと

学生生活もあと少し。やり残したことはないだろうか。

部屋の入らないものを整理しながら思った。明日、親が車で入らないものを引き取りに来てくれるのだ。整理というか、詰め込んであるものを出して来るので、部屋がどんどん散らかる。昔の雑誌やら、入らない箱やら、故郷の友人に借りっぱなしの本とか、授業で使ったプリントやら、クラブでの写真やら。物を捨てられないたちなので、ちょっと変わった箱やら、小物が意味無く残ってたりする。逆に意味がないせいで、今回持って帰れないものもある。天下一品で何かキャンペーンやってた頃の旗なんかあったりして、そういうものは、親に説明するのが面倒なので残した。故障してたディスクシステムも残した。捨てられるのは惜しい。直らんかな。結局、古いパソコンや、その説明書、着ない服等を用意した。そんなゴミに近い中で眠った。そんな環境に慣れ切った自分が少し可哀想だ。

やり残したこと。あのプログラムのバイトだ。第一バージョンを渡してから、随分ほっぽらかしてたのだが、今日突然やって来ることになった。連絡は一週間前にあったのだが、渡すものもないし、ノートが変わったせいで、開発のための環境も整ってなかった。遂に、痺れを切らして怒鳴りこんで来たかと思ってたので、 見せるのは誠意しかないなと、準備も特にせず(気が小さいので前の夜に少し直したが)、逆に誠意のない態度で臨んだ。なんか言われても、喋らずにつっぱねようとか反社会的な態度のシミュレーションしてたが、向こうはいつも通り、ただ修正の仕様の確認を淡々として終った。拍子抜けしたが、少しやる気も出て来た。光の中にいるときは何も感じないが、一度真っ暗になったとき、僅かな光明にこそ、ありがた味を感じるのだなあと思う。