ドラリオン
見てきたドラリオン。circue du soleilですよ。サーカスにぜんぜん馴染みなかったのだけど、circueとかの単語見るとドキドキするのはからくりサーカス読んでたからかな。草の生い茂るなんもない埋立地に立つ場違いなテント。ちょっと安っぽい感じも期待させる。
「僕、ドラリオン」(声の出演:大山のぶ代)とか思いついたけど、多分10万人くらいが思いついて言ってるので、当日になるまで気付かなかった自分を恥じた。会場で得意そうに言ってる馬鹿男子がいたらせめてそいつを笑って優越感を取り戻そうとしたけど、そんな人いなかった。
で、ドラリオン。ドラスゴい*1。またはスゴリオン*2。ドラ眠かったんだけど、目が覚めてしまった。あと火水空土だったかの四元素の化身みたいなのが争ったりするストーリーがあるみたいな前情報から荘厳なファンタジーを想像してたんだけど、道化師(クラウンっていうのか?)がちょこまかしてたり、ほんとしょうもない感じなんだけど面白い。そんでその道化師達が同じ客を何度も舞台にあげていじり倒して辱めてて、その客もめちゃくちゃ緊張しててドラ可哀想なんだけど、その様子がドラ面白いという。で、最後に驚愕の結末。やられた。
サーカスってのは、まず人がここまでやれるんだぜというスゴさがあって、さらに舞台装置と一体になって楽しませるスケールのでかさがある。天井からグイングインでかい輪っかが降りてきたら、もりあがるよ。そして、人がスゴイ。フィクションにあるものは、下は現実にあるもんなんだなあと実感。人は鍛え方で獣になれる。ドラかっこいい*3。
あと感想覚書。
- 空から降りてくる。布に絡まって降りてくる奴が好き。吊られて降りてくるより優雅でそして技を感じる。ぐるぐる回ったり、本当にそらって飛べるんだね。
- 体柔らかい子。すごい体柔らかかった。ドラ柔らかい*4。気持ち悪いくらい。
- 空中ブランコ。怖すぎ。ブランコにぶら下がった男に女の子がぶら下がって、飛んだり、回ったり。観客席に飛び込む角度でやるのでヒヤヒヤする。一応命綱がついてて、一度飛んだ女の子が手をとり損ねて、ギリギリで男が命綱掴んだ。それでももう一回やって成功。緊張と恐怖をのりこなさんとできんわこれは。
- トランポリン。壁の上から仰向けに落下して、トランポリンに跳ね返ってまた壁をかけのぼる。10メートルくらいはあるだろう壁を。これはスゴイし見ててたのしい。これも角度によっては、壁じゃないほうに飛んでいくこともあるんじゃないかな。そしたら……想像したくない。ドラ想像したくない*5。
- ドラリオン(?)。ドラゴンとライオンを合わせた造語らしいんだが、きぐるみのドラリオンが出てくる。漫画の学芸会とかでよくある二人でやる馬なんだけど、これが歩くだけじゃなくて、とんだりはねたり転がったり、そんな生き物みたいに振舞うのが面白い面白い。そうドラ面白い*6。
- わっかくぐり。これ楽しかった。土の精霊かなんかがやるんだけど、大勢で音楽にのりながら次々ワッカを超えていく。何回か失敗してワッカを吹っ飛ばすんだけど、その修正の間に踊りが入ったりフォローも楽しい。とても盛り上がった。ドラ盛り上がった*7。