逆境ナイン
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/04
- メディア: コミック
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これは、素晴らしい。素晴らしい。立ち返る。気持ちが、観念が、思考が、魂が、深く考えもせず希望に満ち溢れていた頃に、立ち返る。わかる。これはマンガで、今抱いている感情など、あと数時間もすれば消えてなくなることは経験的に理解している。だが、なお、確信が捉えて離さない。静かに胸内にたぎるものがある。
確実に忘れるのだ。明日には元の僕に戻るのだ。それはもう事実として受け止めている。だが、今は、何者にも負ける気がしない。深く考えもせずクヨクヨするよりも、深く考えず燃えていた方がよいのだ。
わかった……
わかったぞ。
飛行機があれだけ高く飛べるのは……すさまじいばかりの、空気が抵抗があるからこそなのだ!!
怒涛の勢いと言葉で押してくる。マンガの力である、絵と言葉でぐいぐい、ぐいぐいと。
読んでいてエアマスターを思い出した。柴田ヨクサルもデカイ言葉で押してくるな。深道の言葉を思い出した。
それしかないなら
人間は…
最後は
”ハッタリ”で動く
「『納得』がすべてに優先する」とジャイロ・ツェペリは言ったけれど、今少し解った気がする。
成功者の至言も、デキる人間とデキない人間の違いも、一般常識と非常識も、空気読める読めないも、世迷言も、ハッタリも、全ての事柄は、納得したもん勝ちだ。納得したものの持つ力とか世界とかを取り込んでしまう。人間の中には、それらに対して何らかの化学反応を起こすように出来ているのだ。きっと。それで思うような結果がついてくるかどうかは別の話で、でも何らかの結果はあるはずなのだ。
ネガティブで負け犬なパルス環境下でそれに共振していれば、そこで終わってしまう。
君よ! パルスを正せ! か。島本先生。ありがとうございます!
ここを読んでる人は、何だか、こうマンガに染められて熱くなってる様を滑稽に思うかもしれんが、それこそ「冷笑」のパルスに汚染されてる証拠だ! いや、それでいいのだ! 冷笑されようが、僕が「納得」していれば全然問題ない。なんか、よう、わからんが、すごい。何か色々しんどい人は、6巻までみたいだから、全部買って読むべしだ(もちろん定価で)。そんでついでに、エアマスター(全28巻)も買って読んだら良いよ。ハチワンダイバーも。*1
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ハチワンダイバー(2) (ヤングジャンプコミックス) [ 柴田ヨクサル ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 集英社 ヤングジャンプC
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- 価格: 545円