白飯

好きな物100

鹿よ おれの兄弟よ

鹿よ おれの 兄弟よ うつくしい枝角を もつ 兄弟よ

猟師である男が鹿を狩りに山に行き、鹿を狩って帰る。
文章の圧倒的なかっこよさ。最初から最後まで一貫したリズム感。不思議でかつ本当にそんな音がしてるのだろうと思えてくる擬音の数々。それらが、こう自然と一体にあるような世界観の中で揺るぎなく自分のやることをやっているような男そのものの姿とダブり、美麗微細、贅沢な絵と相まって、もう好き。