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「深夜高速」フラワーカンパニーズ

久々に衝動的にCDを買った。フラワーカンパニーズというバンドのアルバム「フラカン入門」とそのトリビュートアルバム「深夜高速 -生きててよかったの集い-」。

フラカン入門

フラカン入門

今まで全然知らなかったけれど、偶然某所で「深夜高速」を聞いて、奥さんにスゴく良い歌みつけたんだ!フラカンって知ってる?とか勢い込んで言ったら「今さら?いいけど」とか言われたが、熱意は冷めずにそのまま購入に至る。
2009年に「深夜高速」が再注目されたりしてたみたいだけど全く知らなかった。デビュー23年目らしい。すごい。でもあんまり売れてないらしい。どうして。
「深夜高速」の歌詞の完成度は、そういうバンド自体の境遇の切実さもあるのかもしれないけれど、たくさんの人のこころを打つのは、それだけじゃないはずだ。たくさんの人の心の奥にあるゴールのようなものを照らしているような気がする。この歌を聴いて泣ける人は、まさにゴールに向かって走っている人だろうな。みんな、この歌を聴いて、元気をだしたらいい。
僕は中学とか高校とかの多感な時期に、音楽を聞こうという気持ちが全然なかったので、世代はあってていも「T-BOLANを知らない子供たち」であり、普通に進学コースを歩む真面目君のくせに尾崎豊だけを聞いていたような人間なので、こういう出会いがあるのはとても喜ばしいことだ。生きてて良かった。