今年見ていたドラマ
全開ガール
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女優として不遇だった感のある新垣を全開で楽しむドラマと解釈。脇役陣も安心感のある面子を揃えている。竹内力が幼稚園園長というベタだがベネな役で、午後9時台の公共電波用に消臭されていたがバーモントカレー中辛程度のスパイスとなっていたように思う。
貧乏を憎み、努力の末に力と金を手に入れようとする新垣が、結局は人が好いだけで貧乏だった父親と同じような青年を好きになってしまう話。
視聴者(とりあえず僕)に不快感を与えないようなつくりになっていて、新垣は力こそ全ての冷血女のように振舞うが、挿入される悲惨な過去や、それを全く感じさせない努力の描写等により好感がもてるようになっており、基本的に反吐が出るような悪人は除去されている。
恋愛ドラマのセオリーどおり、二人が両思いになっていく一部と、両思いになったけど周囲の妨害が本格化してすれ違ってしまう二部の構成。結果だけが見えているので、二部で当て馬となる進藤先生とその子さんがなんだか不憫で、もう最後は4人で一緒に住めよ!と何度も思っていたが、最終回では当て馬が潔く身を引くことで大団円という形で丸く収まっていた。
新垣結衣の相手役の錦戸君は作中では完全に牙を抜かれているし、進藤先生は大人の余裕が有り過ぎて何もしないということで男女関係は、昨今の虚構にしては小学生レベルまでしか発展しない。むしろ幼稚園児に非フレンチキスをさせてたので、そっちの方が進んでいるくらいだ。しかし、錦戸君が最終回で新垣にするキスはジャニーズというか肉食のそれだったので、上昇気味だった錦戸君の好感度は最終的に下がった。あと子役が重要な役回りをこなすが、扱いが可哀想だった。グンゼのシャツ一枚で虐待されたり、演技でキスを要求されたり…。
渡る世間は鬼ばかり
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ほんとの最終回!と銘うって視聴率を確保しようとしているのに脚本家の「まだ続けたい」という思いがあさましく見え隠れしてよかった。
名前を失くした女神
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ただ再生もまた描かれていて、そのどん底から上を向く瞬間のカタルシスは楽しめた。ソウ君ママは本当によかったね。
まあ不幸・幸福といっても、まあ中流以上の生活は確保していて、登場人物も基本的に平均以上の善人なので、浅瀬でパチャパチャ感はある。「不幸は普通の人間の間に起る」と鈴木先生も言ってたように、もっと普通の家庭ならもっとエグい取り返しのつかない不幸があるだろう。
最終的には最も精神的に強いと思われたりょうがラスボスとなるが、精神的に器用な人は最も救いがないということなのだろうか。とにかくりょうの怖い演技は光っており、最終回付近でのある台詞はしばらく我が家の流行語であった。
仁
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坂本竜馬は、あの暇そうな状態から、歴史上の行動もやり始めたので、人格がうまく繋がるのかと心配だったけど、仁の坂本竜馬って感じでよかったと思う。
内野聖陽の坂本竜馬がすきすぎて、NHKの竜馬伝をこの竜馬で見たかったと思うようにまでなった。何か幕末のドラマやってくれんかなあ。
あと咲さんは不憫過ぎる…。タイムスリップものの最後っていつも寂しいよな。