白飯

好きな物100

そのとき、全ての脂肪が恐怖した

「そろそろやばい」「そろそろ僕は走らねばならない」「走らんとやばい」「これは走るしかない」「明日は走る」「来週から走る」「最近、太った?」
人はやらなくてはならないとわかっていても、やらない事がある。
今一般化してごまかそうとしたが、要するに太り続ける我が身を前にして、ただ傍観していたのだった。けど、昨日体重計に乗ってみたら、全盛期から20kgくらい太ってたので、ついに今日ジョギングした。数字の力はすごい。あと寒さも和らいできて、外に出る勇気が出たというのもある。朝7時に出発する予定がなんやかんやで8時に出発して、30分ほど、試してガッテンで、やっていたスロージョギングで走った。走ったら走ったで気持ちよかった。途中、僕より元気そうな老人がいっぱい見た。ジャングルジムに足をかけて腹筋しているお爺さんとか、フードを被ったまま黙々と走るおじさんとか。
そのあと午前中に、図書館とスーパーに行った。スーパーの駐輪場で、京都府の「京都府自転車マナーアップ緊急対策事業」とやらで、黄色いジャンパーを着たお爺さん達が、ティッシュを配っていた。もしよかったら、買い物している間に自転車の点検をしてあげるので、鍵を外して置いといて、という。いっぱいノボリがたっていて、嘘ではなさそうだったけど、新手の自転車泥棒かと思った。買い物終わったら、ちゃんと自転車はあったけど、並べてあるだけなので、おじいちゃんの目を盗んで、自転車も盗んでいくヤツがいるんじゃないかと思った。自転車は10項目くらい点検してあって、タイヤの空気も入れてもらっていた。お爺さん達はそのあたりを親切に説明してくれた。「ブレーキの効きが悪かったけど、どうしたらいいかわからんし、壊したらあかんので、何もせんかったよ」そら、そうだ。直してくれるわけではないんだな。シルバー人材センターからきたのかなと思った。
さて、明日も走る予定だけど、できるかな。