「へうげもの」山田芳裕
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/23
- メディア: コミック
- 購入: 9人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (112件) を見る
巷で話題だったへうげものだが、同作者のデカスロンのイメージが強くて手を出してなかった。読んだら案の定面白かった。
「物欲」に囚われた戦国武将・古田織部と、その周囲の大物(信長、秀吉、家康、そして千利休)達の生き様。前半は、古田織部が成り上がっていく様が楽しいが、後半、黒利休や秀吉の業が静かに爆裂していく様が心地よい。太い線と大ゴマ、そしておかしくも迫力ある絵柄は、決め所はしっかり決めてくる。物語が面白いようにフィクションをからめてくる。信長の死に際は最高。ああ、もう9巻まで読んでしまった。