「獄門島のフローネ」やみいち行動
探偵・池田一シリーズ。戦友の最期の言葉に従い戦友の故郷の獄門島に来た名探偵・池田一は、戦友の16才の妹フローネが木から吊されて殺されるという事件に遭遇する。パ行を発音してはならないという島の掟。いずれもフローネと深い仲にあったと思われる医者、小坊主、塩作りの男……。フローネの日記を見る島の人々。そしてたびたび炎上していたフローネの日記。いったい、犯人は誰なのか?
全体の大まかな流れはあるものの、細かい部分はアドリブでかつ出演者がだいたいマニアックか大きなボケをするので、何が事実なのかよくわからんかったが、やたら島の人がネット(というかブログ?MIXI?)に詳しいとかお兄ちゃんというキーワードの伏線や、探偵が最期にみんなを集めるところとか、(半ば無理矢理だけども)関係者が死ぬところとか、予想外の落ちだとか、ミステリとしての外骨格はもってたような気がした。楽しかった。元ネタの南の島のフローネは、昔見ていたという記憶はあるけど、細かいところは全然覚えてない。僕より年下だとわかんねえのじゃないかな。再放送とかやってんだろうか。
大学の古い汚い部屋にお客さんが集まって、ゆるいバカバカしいやりとりに笑う。なんだか、やみいち行動というのが、このあたりの夏の風物詩(流しそうめんとか蛍とか花火とか)みたいな感じなんだなーと思った。