シャーマンキング完全版

シャーマンキング 完全版 27 (ジャンプコミックス)

近所の本屋を2，3軒まわったが、売り切れていた。僕みたいに完全書き下ろしの入った26と27だけ買う不届きものが多いことを、書店は計算すべきだった。何年ぶりかにやっとみれた最終回は、よかったんじゃないだろうか。最後まで力入ってた気がした。とりあえず満足した。あまりに時間が経ちすぎていて、よくわからなくなってたのもある。最後にいろんなキャラクターがでてきたとき、全然覚えてなかった。ほかにもいろいろ思わせぶりな言動やらいろいろあった気がするけど全部まとまったんだろうか。わからん。ただ、もう一つの未完作品の仏ゾーンのサチが成長した姿で出てきてるが、最後のほう後ろ姿でセンジュやらアシュラの姿もみれて少しほろりとした。
完全版が出るという話を聞いたときは、完結するという喜びよりも、一冊1000円で売り出す完全版商法に怒りを覚えたものだった。誰が買うかと、書き下ろしのところだけ買うわ、と。でもなー、最終回でみんな出てくるところみたら、読み直したくなってくるし、加筆やらあるんだろうしとか、なんか割とどうでもよさそうなキャラクター紹介がついてるけど、本編でかかれてない設定が書かれてたり、それのNoが27巻で350超えてるあたり、武井先生の本気をみた気がした。だって27巻の透明のカバーにうっすら武井先生の顔がついてる。霊か。怨念か。成仏してください。
完全版欲しくなってしまったけど一冊1000円というわかりやすい数字が、27冊で27000円という現実を浮き彫りにさせて、気持ちを乱す。通常版の1巻から32巻まで買った人は、それを完全版1〜27と交換できる制度にすればいいのにと思った。