白飯

好きな物100

東映太秦映画村


行ってきた。興味はありつつ、近すぎてなかなか行く機会がなかった。着物着て刀を差して歩けるかと期待したけど、事前に6千円くらいかかることがわかってあきらめた。でも仮面ライダーも見れたし、初めておばけ屋敷に入ったし、楽しかった。


何が良かったかというと寂れ具合が絶妙なところ。人はいないわけではないけど、気を抜くといなくなってる感じ。時代劇の町並みは家とか適当に上がりこめるのが素敵だった。池田屋とか銭型平次の家とか、特に禁止事項がかかれてない。土足厳禁!くらいの常識的範囲内だ。この自由さが嬉しい。でも家の中に入ってしまうと、田舎の家という感じにも見えてしまうので、写真に撮るとあんまり新鮮さはなかったりする。
番台で若旦那になって帳簿をつけたり、平次の家で駆け込んできた八(手下)の報告を落ち着いて聞いたり、池田屋階段下で「御用改めである」と述べたり、北町奉行所の白州に向かう廊下で、足を振り上げながら「遠山左衛門尉様のおなーりー」とかし放題であった。でも、もっと勉強していってはしゃぐべきであった。何というか、常識をわきまえた楽しみ方であった。


おばけ屋敷に入ったのだけど、これ一人だと確実に怖いなと思った。所詮おどかし系アトラクションよ、とたかをくくってたのだけど、絶叫する女の人とか普通に怖い。もしかして、本当に狂ってるんじゃないか、とか僕だけ異世界に飛ばされたんじゃないのかとか、思ってしまう。普通に怖がりなだけか。


時代劇と一緒に特撮も売りにしてるのが良いところだ。等身大クウガ、やたらでかいライダー1号と写真をとってご満悦。「超忍者隊イナズマ!3DスーパーEDOバトル」という3Dメガネをかけて揺れる乗り物にのるアトラクションもしてきた。タイムマシンに乗って江戸時代にタイムスリップしたら、武者ゾンビがわらわら襲ってきて、パニックになってたら超忍者隊イナズマが現れて、武者ゾンビを操る三怪人を倒してくれて、無事帰るという。超忍者隊イナズマは東映太秦映画村30周年記念で作られたものらしい。ぶれる3Dだけど、生首が落ちてくるのはびびった。


全体的に、京都外からくる必要はなさそうだけど、好きな人は楽しめそう。