白飯

好きな物100

生誕した! 


誕の字がゲシュタルト崩壊した今日この頃、僕は28歳になった。28歳というと、4×7なわけで、めでたい7が4つ揃っていて嬉しい!と感じればいいのか、「4はダメなんだ。4って数はオレの周りにいつだってあっちゃいけねー数だ…」と震えなければいけないのかわからないけど、2×2×7って考えたら、4ないからいいのかもなあ、とか考える。すごくどうでもいい。「俺は幸せになるぞォー!ジョジョォー!」


モラトリアムのロスタイム終了を25を過ぎたあたりでなんとなく感じてから、年をとる事に特別何かを感じることもなくなってきている。誕生日に対する思い入れもなくなってきている。あー、また誕生してしまった*1、くらいのもん。でも0時を超えて、28歳になったなと思ったとき、初めて過ぎていった27歳に対する愛おしさが沸いた。自分が27歳という年齢に何か愛着のような特別な感傷を抱いていたのに気付いた。「おれ、27歳のこと、好きだった……!」


多分、27歳というのは、狭間の年齢なのだと思った。何かが始まってそうで、始まっていない。なんとなく区切りの良い数字は頭に残るものだと思う。5の倍数の20歳、25歳、30歳は一つの区切りと考える。25の前後、24と26は、学生時代と社会人が明確に分かれるからか意識するのじゃないだろうか。で、28歳というのは、なんとなく20代最年長のイメージがある。本当は29歳が最年長なのだけど、29は30に片足つっこんでる感じ。あえて職員室で言えば、30が校長、29は教頭、ベテランで頼りがいのある先生が28。現役最強は28。そして27はイメージがないというイメージがある。イメージが群雄割拠している感じ。ゆえに誰もがオリジナルの27歳を形作れるのだ。


でも、さようなら27歳。永遠の27歳でいたかったけど、僕はもう28歳になってしまった。これからは、いろいろ割り切っていかねばならんのだろう。そして割り切った先には*2、幸せ*3が待っているのだろう。今、すごく、うまいこと言った気がしている。

*1:まちがい

*2:÷2

*3:7