白飯

好きな物100

王様は裸

「なんだこのお湯は! 全然熱くないではないか!」
「いいえ、王様。このお湯は、空気を読める人間にだけ熱く感じるのです」
「おお、そうか。そういえば熱いな。熱い熱い!」


24時間テレビ熱湯コマーシャルで、皆大好き小島よしおが、熱いはずの熱湯の中で平然とした顔で「そんなの関係ねえ!」をやり続け、空気がおかしくなってしまった事件があり、小島よしおが死期を早めたという噂が飛び交い、僕はとても悲しい思いをしたのでした。問題の動画もYoutubeなどで出回ってたけど、当時は直視できなかった。
でもね。やっぱりおかしいんちゃうかと、思うわけですよ。
どこか僕が見たブログでも書いてたのだけど、小島よしおが熱湯設定に気付いて呆然としたときに「下手こいた〜」をやって音楽かけてやればよかった。熱湯コマーシャルという企画の性質が変わってしまうけど、企画(と熱湯幻想)が壊れることはなかったはずだ。もちろん小島よしお単体ではそれは無理。プロデューサーか誰か知らないけど、カンペ出してやればよかった。そうすれば別の意味で伝説のコーナーになったはずだ(裏側で。そしてプロデューサーも伝説になる)。
そして、小島よしお単体の失敗だけじゃなくて、周りの芸人達も何もできなかったことにおいて反省すべきなのだった。爆笑問題バナナマンカンニング竹山ナインティナインがそれぞれラジオで小島よしお事件について語っていたけど、出演してないナイナイのラジオが一番優しくてよかった。同じ事務所の竹山の語り口も小島よしおに優しい。爆笑問題が一番笑っていたけど、そのとき何もせず(むしろ息を潜めてた)事をナイナイがさりげに見つけてて、前から好きじゃなかったけどますます嫌いになった。


こういうように小島よしおの消失を憂う一般人が結構いるのに関わらずラジオの中の話では、笑い話になってて、そんなことで芸人は消えないという見解が一致している感じだ。その空気を信じて、僕は気持ちが落ち着いたのでした。裸の王子様・小島よしおにはもう少し頑張って欲しい。