白飯

好きな物100

みんなのドラえもん

今、テレビで、今更ドラえもん最終話の同人誌とそれを訴えた小学館の話をしてて、著作権の話は確実に押し潰すように侵食していくんだなあと暗澹たる気持ちになった。


VTRの中で小学館の偉い人が、「ドラえもんはみんなのもの」だから許せないみたいな話をしてたのが腹立たしかった。それをお前が言うか?と思った。ドラえもん知名度からいうと、きっと作者の書いてないところで、CMやら何かの説明・学習漫画とかで使われてきたんだろうと思う。それはどうなんだろうか? 原作の持つ面白さをさっぴいて、政府か企業のイメージキャラクターとして利用されてるのは、ドラえもんという作品からしたら、立派な侵害だろう。藤子プロの人が悪いとか思わないが、作者不在で連載が続くのとかも、それはもう別の作品だろうと思う。包的な権利があるかどうかで、ある人には侵害だ。でも、それでも続きが読みたいという一部ファンには嬉しいことで、でもそれは一部が読みたいと思う同人誌も同じだろうと思う。結局は、感情云々の話でなく、純粋に権利の問題で、俺の権利でお前が儲けるなという話。それを、「ドラえもんはみんなのもの」みたいな言葉に摩り替えるから腹が立つ。みんなのもの(個人個人が持っているもの)を、代表して語ることが矛盾してるじゃないか。


これはただの僕の感情の話だけど、著作権のあり方は考えておくべきだ。作者が不利益を被らないようなものが著作権なら、同人誌レベルで不利益はないだろうと思うのだけどな。同人誌あるから、原作は見なくて良いや、とはならないだろう。あるとしたら作者が不快に思う場合で、俺の作品が汚された!か俺の作品で儲けてるくせに!みたいな感情の話だろう。じゃあ、僕が今回小学館に抱いた、俺の大好きな作品を汚された!俺の大好きな作品で儲けてるくせに!という感情は認められんもんなんだろうか。じゃあ訴訟しろといわれればできませんけど。