白飯

好きな物100

悲しみを胸に船は往く

最近の現実味の乏しさと言ったら何だ。自然と思索は観念的になっていき、現実でどうこうする力が失われていく。ような気がする。僕は果てして僕の人生を生きているのか。生きている。紛れもなく、これは僕の人生。

何のために生きるのかというのが失われてきていて、それでも死ぬなんてめんどくさくて痛そうで苦しそうで周りにも迷惑かけるだろうしあんまり良さそうではない。でしょうがないからなるべく楽に生きている感じか。多分、そうだな。今のところ、仕事や周囲に大きな不満は無いし(課題はあるが)、大きな不幸が襲ってくる気配もない。だが、何だか楽しそうでもない。主体的に人生を楽しみにいってる気がしない。なぜだ。

こうあるべき、こうしておくべき、といった社会的規範や先達の残したルールやらを、自分で考え理解して必要だと認識していない。損するのが嫌だからとりあえず従っておくという感じ。受動的。ダメ人間って誰が決めるんだという問いには、それは己しかないだろうと思うのだが、その己自身がダメ人間って誰が決めるんだろうと思っているので、自然と己の深く深くに思索は潜っていく。でもそれは潜っているようで実は表層を何度もループしているだけで、あんまり意味がなかったりする。無益だ。

僕の人生はどんな風にしよう。全然わくわくしない。あなたの人生はどんなだ。