白飯

好きな物100

初日

一回目

初日、公演一回目の、一番最初の出番。凄く緊張した。見に来た友人曰く手が震えていたというから、かなりのもんだろう。怒るシーンだったので、そっちで震えていたのかもしれないが。


ただ一度舞台に出た後は、何度もやった通しのおかげで、段取りの整理が地で出来ていたので、落ち着いて出来たと思う。見た人がどう思ったかわからないが。


いろいろ自分の中でミスがあったのだが、時間と共に忘れてしまっていた。
落ち着いているようで、やはりいつもとはまた違ったのだろうと思う。緊張感と集中の制御がうまく出来ていないのかもしれない。

通しやゲネではなかった客席への意識を初めて感じた。

二回目

全然緊張しないことに逆に焦る。雑念が混じる。袖で横になったら眠くなった。やばいやばい。


一回目のダメ出しで、もっと感情の部分をはっきり見せるよう言われたのと、一回目で感じた客席への意識のため、二回目は、自分の中で情感をもっとはっきり出すようにした。でも、それがまた客席に伝わるかどうかは別問題というか僕の演技力の問題である。少し空廻っていたのかもしれない。


客席を意識しすぎて、自身の演技に支障が出ないように、客席はなるべく意識しないようにしていた。だから、うけてほしいで反応がなくても、精神的な動揺なく演技できたと思う。


とにかく一回目に感じた客席への意識の感覚に、いろいろ影響されてた気がするな。影響されまいとして影響されていたというか。

今回は、客席がどうとかというより、一個の作品のためにやるべきことに集中してやって、結果的にそれで良いものが出来るのだという感じだったけど、客席を意識して影響を受けあって作る舞台も楽しそうだなあと思った。