白飯

好きな物100

イッセー尾形のたった二人の人生ドラマ

なんてことだ。石田ゆり子の、えせ関西弁がめちゃめちゃ可愛い…!
えせ関西弁なんて、ほとんどの場合、居心地の悪さしか生み出さないと思っていたのに…。
見直さねばなるまい。ものの価値とは、簡単には決められぬということか。



ケータイ大喜利を忘れないように付けてただけだったが、面白かった。
舞台は屋台で、そこに座るイッセー尾形と俳優もう一人だけの二人芝居。
全部で3話あったのだが、石田ゆり子のところだけ見た。


基本的に二人だけの会話が続く。演劇の練習のダメ出しで言われた「次に何を言うかわからない」緊張感を醸しているのがさすがだなあと思った。


設定は、十何年ぶりかにであった父と娘で、娘がお水系になってて、父は元漫才師で、今はリストラされてて、みたいな感じ。


最初、何を言おうか必死に考えて、様子がおかしい父親から、酒のせいもあってか、喋りが流暢になっていき、漫才が始まっていく。基本的に同じ二人が、人生の侘しさみたいなのを話しているのだけど、雰囲気が微妙に変わっていて飽きにくい。こーいうのを、やらんとあかんのやなあ。ちょっとやる気が出た。


後でHPを見たら、やっぱり設定と流れだけあって、アドリブらしい。凄いな。