白飯

好きな物100

ひつじの夢

ルフィの麦わら海賊団の一員である僕は、新しい島に対する攻略を仲間達と考えていた。
ルフィが持つ島の地図には、いっぱい上とか下とかの漢字が貼り付けられている。
僕は、きっとこの漢字に従って、島に攻め入るんだなと、発言した。
さらに、作者の尾田栄一郎は、仲間をバラバラにして戦闘を行なうのがセオリーだから、とメタな発言をし、改めて仲間の数を数えたところ、とたんに自分の存在が曖昧になる。あれ、僕はメインキャラだったっけ…。
過去を思い出しても僕の闘うシーンは思い浮かばない。結局、どこかで出てきた有象無象の雑魚船員の1人が僕だったと結論付けた。まあ、それでは麦わら海賊団ではないことになるのだが、そのときはそれで納得した。


いつの間にか島に入っており、遺跡のようなところの前まで来ていた。だが遺跡は石の壁に囲まれて入る隙がない。裏に回るとあっさり門が開いていた。壁の中は、またいくつかの壁に仕切られてはいるが、広く、丘陵地帯になっていた。壁には門のような大きな通り抜けがある。それをくぐって、遺跡の真ん中らへんに向かおうとすると、向こう側の丘陵地から、羊の大群がこっちに向かってくるのが見えた。直ぐに羊と認識したのだが、それぞれが羊に不釣合いな独特で攻撃力の高そうな角をもっている。彼らに、僕を殺そうという意思がなかろうが、その突撃に巻き込まれれば、必ず死ぬだろう。


僕は、極上の恐怖に怯えながら逃げるが、羊の大群はすぐに迫ってきた。僕は一匹の羊に飛びついて、ここにいれば、生き残れるかもしれない!と必死になったところで、夢が終わった。


久しぶりの悪夢だった。逃れられないまま、蹂躙される恐怖を感じた。