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「重力ピエロ」伊坂幸太郎

重力ピエロ

重力ピエロ

概要
母親がレイプされたときに生まれた子である弟「春」と、兄と父親の物語。
連続放火事件を軸に物語は進んでいく

設定が重く、重苦しい感じを覚悟していたんだけど、案外そうでもなかった。多分、父親を始めとする家族の存在が救いだ。「春は俺の子だよ」という言った父親の様子は完璧に聖人だ。僕が、ここまでとは行かなくても大事な場面で、この父親のように振舞えるかというと、後10年くらいでは難しいだろうな。


文章、というか会話は、なんか全部映画の台詞のようだ。小説でも何でも物語は、実はそうなのかもしれないが、日常会話でずっとこんなんは有り得ないなあと思った。