「やってることが『破壊』やからな」
インスタントコーヒーを補充して、カフェインを補充するようになると仕事中に居眠りするようなことも(ほぼ)なくなった。頭が覚醒してやることがはっきりしてくると仕事もまだ面白くなる。寮の副自治委員という役職に(不正)投票でなってしまっていたのだが、各方面の活動内容などが耳に入ってきて、僕は何もしてないけどなんか自分も活動してる気になる。何もしないのなら悪くない。今、五月にある会社の同期の結婚式の余興で小劇をやることになった。冗談で話していたことが現実になってきて少し面白い。この間ショッカー戦闘員の衣装が届いた。今、それを着ながら日記を書いている。いや、嘘だ。この間、合気道部のめちゃ上の先輩から人がいなくてお呼びがかかった飲み会で、綺麗なアナウンサーの人と会った。特に何にもなかったけど、綺麗で生気の在る人だった。楽しく飲めた。そういえばこの前別の飲み会の帰り道、会社の同期(歳上)に、二条城周囲をジョギングしながら考えた妄想ドラマをほぼ全て語ってしまった。彼は笑って聞いていたが、調子乗りすぎた。今になって後悔した。
この何だか先行き不安だがごちゃごちゃしていて、そう悲観的になることもない日常の感じが、良いんだろうと思う。根拠の無い希望に似ている。そんな歪んだ幸福感のせいか、今日の素晴らしく暇な一日を持て余している。日記を書く。書いてると、偽者の幸福感は文章になって薄れていって、俺はヤバイんじゃないのか…という恐れが湧いてくる。必死で蓋を閉める。