白飯

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子供たち怒る怒る怒る

子供たち怒る怒る怒る

子供たち怒る怒る怒る

佐藤友哉の短編集。「フリッカー式」「エナメルを塗った魂の比重」「水没ピアノ」「クリスマステロル」は既に読んだけど、相変わらずの救われない世界が展開されて少し鬱になる。けれども読みやすく、楽に読めた。表題作の「子供たち怒る怒る怒る」も牛男のミステリっぽい雰囲気もラストまでにやっぱり崩壊してしまって納得ゆく理解はできなかったけど、理不尽なものにたいする破壊的な感情みたいなものは感じた。