白飯

好きな物100

日本一の湖のほとりで

クーラーボックス(車輪つき)

クラブの同期と琵琶湖湖畔キャンプへ行って来た。
参加人数は、当初予想していた、同期全員+2の11人の大所帯、を予想通り裏切り、半数の6人。半数以下なら中止かと思われたが、ギリギリの決行だ。

前の日に言い渡された寮のでかいクーラーボックスをごろごろ引いて出発する。相次ぐドタキャンを朝に知らされ、先行き不安な出発だった。せめてもの慰みに、寮にあった拳闘士とジェンガと水鉄砲を詰め込んで行く。これを開けたときのリアクションだけが楽しみだ。


しかし、琵琶湖湖畔は思いのほか良かった。湖からの風が常に肌を涼める。琵琶湖ってもう、海みたいな感じなんだ。浜には松の木がたくさん生えてて、その間をレンタルサイクルでウロウロするのが楽しかった。

何もすることがないので、琵琶湖の波打ち際を見にいって、想像以上の汚さに絶句する。どろみたいなのが、打ち上げられ、波打ち際2メートルくらいは泥が浮いている。流れ込む河口付近のみ綺麗で、そこでチャプチャプしている子供も見かけたが、とても泳げたものじゃなかった。松ぼっくりがたくさんおちていたので、枯れ木をバットに三角ベース。それも飽きて、もうバーベキューしかない。

言いだしっぺでバンガローの予約等の取り仕切りをしてくれた男の采配で、ご飯が炊かれ、肉が焼かれる。アウトドア能力は男を大きく見せると思った。

六年前にも同期でキャンプが開かれたのだが、そのときはご飯が失敗し、僕らはポテチをかじるだけという苦い思い出があり、今日は、その男にとっての再戦でもあった。そう、あの日から、俺たちの時間は止まったままだった。結果、少し固いがまあ食べれるという感じのご飯が炊かれ、バーベキューと合わせて十分美味しくいただけた。家族合同でキャンプに来ていた子供達が、調子に乗って焚き火を大きくしすぎて、叱られてた。ぼうぼうと燃え盛る炎がテントに映って、そりゃあ、ダメだろうと思った。

カボチャが炭になり、辺りも暗くなったころ、テーブルがおかれ、麻雀が始まった。これも六年前と同様。再び、異次元の宴が執り行われる・・・・。

この麻雀は、琵琶湖の風を受けたからか、僕の運がかなり良かった。手がどんどん出来ていく様は気持ちよかった。こんなに勝ったのは初めてだ。麻雀、おもろい。