白飯

好きな物100

好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

ピンクの装丁が、少し恥ずかしい。表題の「好き好き大好き超愛してる。」と短編「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」を収めてる。久々に読んだ舞城王太郎

一作目の「煙か土か食い物」を読んでから、すごいなすごいねと読み漁ってきた舞城王太郎の小説だけれども、この本で、本になってるのは全部読んだことになる。

この話も文章にスピードがあってサクサク読んでいけて、ストーリーもぶっとんでてよくわからないんだけれども、いつも以上によくわからなかった。「好き好き大好き超愛してる。」の方は、ひたすら恋人への好きな気持ちとか夢みたいな話とかが延々と続く。全くよくわkらなくて、もう一回読んだ方がいいかもしれないと思った。主人公が思い悩んで、世界の成り立ちみたいなことを空想するんだけども、それもなんだか釈然としない。何だかわからなくても、何だか感じたままそれでいいような気がする読後感が好きだったのだけど、今回はそれがない。

ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」は主人公の頭にドライバーが刺さって、脳まで達する深い穴を持つ主人公の話。これもまた愛とか好きとか出てくるんだけど、結局愛も快楽に負けてしまうのかという、なんじゃこりゃ。やっぱり、よくわからない。

小説難しい。