白飯

好きな物100

卒業式

今日は卒業式だ。そして明日はバイトのプログラムの引渡しだ。学位記がもらえる学位授与式は3時からだったが、なんとなく、卒業式の雰囲気をあじあわねばという気持ちになって学部生の卒業式と院生の卒業式の合間に催される祝賀会に向かった。祝賀会は式の合間にみんながめいめい酒のんだりだべったりする場。しかし同じ研究室の同期は行かなかったり居場所が知れなかったりして、一人だった。行きのモノレールでは、同じ場所に向かうと思しきスーツ姿がたくさん見られて、それらが大概複数なので、向こうに行って誰も居なければ一人という立場の自分がとても心細くなって、来たのを後悔した。

結局、クラブの同期に拾ってもらって、幾人かとだべり、写真をとってもらい、と一通り卒業の雰囲気も味わった所で全体の卒業式が始まってしまい中に入れなくなってしまった。とりあえず解散して、僕は一人先に学位授与式の場所に向かってみると、研究室の同期を発見し、さらに共同研究とかで馴染みの深い研究室で休憩して寿司も食えることになった。この辺で、来ても良かったなと思い始める。最初はひたすら晴れ着の女の子を見ようとさえ思っていた。

今日は、いろんな人を見たり会ったりしたけれど、その誰とも会わなくなるんだと思うと、不思議な気持ちになる。最後の最後なのだけど、いつものように別れて行った。昔より別れに慣れてしまったのか、それともまた会えると思っているからなのか。