何かをわかっているということと、それを目に見える形に変えていけるということ
村上春樹「神のこどもたちはみな踊る」内の短篇「蜂蜜パイ」で、登場人物の女性の言葉。
「何かをわかっているということと、それを目に見える形に変えていけるということは、また別の話なのよね。そのふたつがどちらも同じようにうまくできたら、生きていくのはもっと簡単なんだろうけど。」
心でわかっていても、頭と体はついていかないことがある。とはこのごろ思ってたことで、この言葉はしみこんできた。自分はどう在るべきかとか、何をしたいかとか、何をするべきとか、やっておくと得なこととか、損なこととか、たくさん考えたりするけど、行動することはそんな多くないし、状況やなんかで変わってきたりする。
この言葉の意味とは少し違うかもしれないけど、何かをわかってそれを実際に行動として示せるときってのはうまくいってるときなんだなと思う。